「読書の秋」なんて言葉もありますが、秋はゆっくり本に親しむのもいい季節です。
まだまだ暖かい日は外に出てお日さまの元で、少し肌寒い日は家でゆっくりと。
キラジャパンでは、面白い本と出会えるきっかけになればと、運営メンバーやキラカフェにて
講演をしていただいた方から、おすすめの本を紹介していただきました。
本を手にとってみませんか?
猫語の教科書 著者 :ポール ギャリコ | |
Kiremimi Tigerpaw (池上英子) のおすすめ
原著者は交通事故で母をなくした猫、人間の家を上手に猫が乗っ取る方法を
他の猫たちのために書き上げたという設定です。
ピートは英語版、私は日本語版で読みました。
写真も豊富で、猫が好きな人にはたまりません。
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千年の祈り 著者:李翊雲 Yiyun Li イーユン・リー | |
Almond Andel(和田裕子) のおすすめ 今年読んだ本で一番印象に残っている小説をおすすめします。 離婚した娘を米国に尋ねた中国人の父親が、中々心を開こうとしない娘にてこずり、知り合いになった、言葉もろくに通じないイラン女性に話します。 マダムの話がとぎれると、石(シー)氏は言う。「ちゅうごくで、『修百世可同舟』といいます」誰かと同じ舟で川をわたるためには、三百年いのらなくてはならない。それを英語で説明しようとして、ふと思う。言語のちがいなどどうでもいい。訳そうが訳すまいが、マダムならわかってくれるだろう。<たがいが会って話すには、長い年月の深い祈りが必ずあったんです。ここにわたしたちがたどり着くためにです>彼は中国語で話す。
その通りだと、マダムはほほえむ。
<どんな関係にも理由がある、それがことわざの意味です。夫と妻、親と子、友達、敵、道で出会う知らない人、どんな関係だってそうです。愛する人と枕をともにするには、そうしたいと祈って三千年かかる。父と娘なら、おそらく千年でしょう。人は偶然に父と娘になるんじゃない。それはたしかなことです。 -略->
ひとりではない、ひとりでいても、ひとりではない、複雑に絡んだ関係性の宇宙として自分を捉える見方も、時には身体にいいか、と。
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女装と日本人 著者 :三橋順子 | |
Panda Kidd (尾崎道雄) のおすすめ 女装という切り口から見た、日本の文化を歴史をおって分かりやすくまとめています。 著者本人も女装をし、女性として生きているため、主観的で客観性がやや薄いですが、 その分読みやすいです。 |
46年目の光 著者 :ロバート・カーソン | |
RB Lemon(別府理智子) のおすすめ ノンフィクションです。 感覚が1つ増えることがこんなに大変なことだとは思いませんでした。 |
羆撃ち 著者 :久保俊治 | |
naoki Turbo のおすすめ 幼少時からハンターに憧れた著者がハンティングだけで生計を立てるようになるドキュメンタリー的自伝です。 ヒグマの足跡を50kmも追跡し、ついに発見、ライフルで一撃でのど元を打ち抜く・・・ その後の解体も詳細に記述されており、その場に立ち会ったような興奮と戦慄を覚える好著です。 筆者は動物と一騎打ちをしている感覚なので、負ければ自分がやられることは覚悟の上です。 ですので、解体シーンがリアルで可愛そうなんて思っちゃう人にはお勧めできません。 これは冒険の実話なのです。自分が食うために相手を倒すのです。 そんな当たり前の事に気づかせてくれた本でした。 |
藤森照信の原・現代住宅再見1・2 著者 :藤森照信 | |
TERRA Zehetbauer のおすすめ 東京大学教授の藤森照信先生、というより「タンポポハウスやニラハウスつくったひと」 というほうがわかりやすいかもしれません。 その藤森先生が昭和から現在までの日本の住宅の建築界の潮流を作品写真を多く載せながら解説されています。建築マニアは必見です。 |
旅はゲストルーム 著者 :浦 一也 | |
TERRA Zehetbauer のおすすめ 著者が旅のときのいろいろな体験が書かれています。 特に宿泊したホテルの宿泊室のスケッチがすばらしいです。 いろいろな国の文化や習慣を感じることができます。 建築的な視点からもいろいろなことが書かれています。 |
三国志 著者 :吉川 英治 | |
TERRA Zehetbauer のおすすめ 映画レッドクリフで話題になった三国志演義をもとにした小説です。 原文のニュアンスがよく表現されていておもしろいです。 和訳の三国志の中ではいちばんすきです。 |
ハリーポッターシリーズ 著者 :J.K.ローリング | |
TERRA Zehetbauer のおすすめ2010年、2011年に2部作として最終章「死の秘宝」が映画公開されます。 原作は映画よりもずっと深くスリリングではまります。 これだけの大作でありながらすべてのつながりがきちんと構成されていて読むたびに新しい発見があります。 |
新編 脳の中の美術館 著者 :布施英利 | |
Haruka McMahon のおすすめ筆者は美術評論家でありながら、かつて東大医学部で養老孟司氏の研究室の助手を務めたという異色の経歴の持ち主です。 本書は、美術作品の方向性を、視覚がとらえたそのままを忠実に再現することに徹する 「眼の視点」と、それを脳の中で再構成し、新たな世界を描き出す「脳の視点」の二つに 分類し、絵画からコミックまで古今東西の様々な美術作品を分析してゆきます。 読み終わると、絵画の見方が変わるかもしれません。 |
事故の鉄道史/続・事故の鉄道史 著者 :佐々木冨泰&網谷りょういち | |
Memo Parnall のおすすめ明治大正期、戦中戦後の大きな鉄道事故の概要、原因の分析、事故の法的処理などをまとめた本で、主に安全工学、組織論的な立場から書かれています。 事故原因について新説を展開するなど推理小説的な部分があったり、極限状態での人間模様が生き生きと描かれたり、読み物としても面白く読めます。 本編が戦中までの事件、続編が戦後の事件が多いので、続編の方が読みやすいかもしれません。 |
感じの漢字 著者 :高橋 政巳 | |
Accura Kurosawa のおすすめ知り合いの篆書家(てんしょか)の著書です^^ 漢字の起源に関して、いろいろと面白い話が^^ |
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