2013年4月30日火曜日

2013.5.8 Tommy Dorairo 「メルロ=ポンティと身体論」2

身体は、一般的な物と同じく、高さや幅や重さをもち、空間に位置を持ちます。しかし、メルロ=ポンティは、身体は視点を創りだすという意味では、特殊な物体であるということを指摘しました。

あらゆるものは、身体を中心として見られ、把握される。この意味で、身体はそこから視界が開けるところ、行動が開かれるところでもあります。メルロ=ポンティは、パースペクティヴの中心、あるいはゼロ地点などという言い方でも表現しました。

他方、身体以外の物体は、見られることはあっても、自らが視点の中心になるということはありません。

フルログはこちら

**********
セミナー内では特に言及していませんが、さまざまな文献を参照しています。
以下、主な邦語文献を記載します。

加賀野井秀一『メルロ=ポンティ』
木田元『メルロ=ポンティの思想』
木田元『現象学の思想』
谷徹『これが現象学だ』
ダン・ザハヴィ『フッサールの現象学』
村田純一『知覚と生活世界』
鷲田清一『メルロ=ポンティ』